ニードルバルブを新しく購入した 1.7に交換して、フロートの高さ調整に不安を残しつつも組みました。燃料ポンプのスイッチをオンにし燃料を送って漏れがないことを確認。燃圧も正常。あとはキーを捻って暖気をして油面を測定して…の予定でした。
…が、アイドリングしません。明らかに燃料が足りていない感じです。
フロートが下がり過ぎていたか…と、直感しました。そのまま油面を測ってみましたが、目盛り上では23㎜くらい(基準21㎜)で確かに低いのは低いが、2㎜でこんなに影響あるかな?
一応、アジャストスクリューを締め込んで油面を少し上げてみましたが、症状的にはほんの少しマシになった程度でやはりアイドリングしません。
仕方がないので、カバーを開けました。
バルブに異常はありません。
フロートが最初から高くなるように、リップ部分を少し調整して再度組みました。
油面が決まるまでは何度も調整が必要なので、やはりパイプが邪魔になります。
いちいちバンジョーボルトを緩めてパイプをずらすのは、そのたびに燃料が少し漏れるし、そもそもワッシャーの予備が一組しかないので、ここはやはりパイプをどうにかするしかありません。
L字の反対向きのヤツもしくはストレートになっているヤツを買えば間違いないのですが、嫁の表情をうかがいながら買い物をしているワタクシには、もうこれ以上マウスをクリックすることができません。
そこで、一時期使っていたT字のパイプを加工することにしました。
使わない側を切ります。
以前は左側にもホースを被せて適当なボルトを挿し栓をしていましたが、ゴテゴテして嫌だったのでL字に戻していました。また、L字を左に90度回して本当にLの形で使っていたこともありましたが、ターンバックルと燃料ホースが干渉しそうだったので結局今の向きに…。
切った穴は接着剤で栓を。
翌日、余分なところを削ってきれいに整えていたのですが、やってしまいました。
接着剤が浅いとこんな風に穴が開くし、深く入れ過ぎると燃料の通路が塞がるし、なかなか難しいです…。
接着剤をやり直して、さらにその翌日。
今度はうまくいきました。ホントはツラまで削りたかったですが、また穴が開いたら元も子もないので…。
これでL字の反対向きのパイプができました。(買うと3,630円します…)
これでバンジョーボルトを緩めることなく、油面調整ができます。
この日は時間も早かったので、このままエンジンをかけてみました。
…が、やはりアイドリングしません。油面も上げられるだけ上げてみましたが結果は同じ。
もしかしたら 44ϕに 1.7のニードルバルブを合わせるのが間違っている?小さすぎなのだろうか?でも、交換するにしても1.8のバルブは動きが渋かったし…
さんざん迷って、結局 2.0を選択せざるを得ず元に戻ってしまい意味のない数日間だったなと、意気消沈しながらカバーを締めました。
フタをしようとしてハッとしました。パイロットジェットを入れ忘れている!
そりゃ アイドリングせんよね、バカばい…と独り言。再度カバーを開けてやり直しです。同じガスケットでこんなに何度も脱着したことはありませんがニードルバルブを 1.7に戻さないといけないので…。(漏れないか不安…)
パイロットジェットを戻すと、当たり前ですがちゃんとアイドリングします。
パイプの加工部分、漏れはありません。
フロートチャンバーカバーのガスケットから漏れるかもしれない不安はありますが、この日はここで時間切れでした。
次に続きます。