②からの続きです。
前回、予備品のフタ、古い土台(削ったもの)、古いゴムの組み合わせに不安を感じ、組みあがったものを一旦バラして古いゴムを予備品のゴムに入れ替えました。
※正式名称がわからないので、「フタ」、「土台」としています
そして、その予備品フタ+古い土台+予備品ゴムを車載して走り出したのですが…というより、まずアイドリングの時からすこぶる調子が悪い。回転が低すぎてアイドリングしないのでひとまず回転を上げて走り出しました。が、今度は回転が落ちない。間違いなく2次空気を吸っている症状でした。やはり、組み直したマスターバックの密閉ができていなかったようで、エンジンルームからはシューっと音がしています。
結局、ホースを外してすぐに引き返しました。
ただ、前の時(以前のマスターバックでホースを外した時)とは、ペダルの動きが全く違っていてすごくスムーズでした。力いっぱい踏まないといけないのは同じですが、古いヤツはサビサビの部分とか色々悪さをしていたのは間違いなかったようです。
引き返してから、すぐに外して今度は土台も予備品に交換します。
フタと当たる部分を削った土台。いろいろ手をかけましたがもう使えません。
予備品はほとんどサビもないです。
フタに合わせて色を塗りますが、あの時のガンメタ がついになくなってしまったので黒の上からシルバーを軽く被せることにしました。若干色味は違いますが仕方ないです。
この日中に何とかしたかったので、大急ぎで乾かして再び叩いて締め込みます。
また少し汚くなりましたが、車載した時に下になる方なので気にしないことにします。
そして組みあがって車に取り付けようとしたときに、やってしまいました。
スタッドボルトがちぎれました…
そんなトルクかけてないのに…
この部分、クラッチマスターからのフルード漏れで腐食していたのと、ブレーキマスターバックのブラケットが少し歪んでいるのでボルトに負荷がかかって金属疲労が進んでいたのが原因だろうと思います…とか、分析しても始まらないですね。
しかし、どうやって取ろうか…
※「エキストラクターを使えば」とご指摘をいただいたので追記しますが、このスタッドは裏から溶接している(らしい)ので、エキストラクターでは外れません。むしろ下穴を開けるのならそのままドリルで揉んで解決です。というか、ドリルで掘っていくしかないと思っています。
ブラケットの固定は下からのスタッドボルト2本とバルクヘッドに貫通するのが1本の合わせて3か所ですが、メインの下が一つなくなったので、このまま走る気にはなりません。ひとまずエンジンをかけてマスターバックのエア漏れがないかだけを確認して、ボルトの処置はそのあと考えようと、気を入れ直しました。(この時はエア漏れはなくなったと思っています)
が、やはり物事はうまく進みません。またしても「シュー」っと…
再び…いや、三度ホースを外して、この後どうするのかを悩むことにして、この日は作業を終えました。
④につづきます