今日は、予定ではラージシールを交換して、クラッチ関係を全部組み、ハウジングカバーを閉じるつもりでした。予定では…
でも、実際はほとんど進みませんでした。
原因は、この二つのパーツ。
まず、スラストワッシャーの向きがわからない。
へインズには、「面取りしてある方をクランクシャフトのフランジ側に向け」とあります。
ん?クランクシャフトのフランジ…?フランジとかあったっけ…?ま、いいや、ネットで調べよう。と、いろんな人の整備ブログを調べたけど、へインズの説明と同じ文章は出てくるけど、はっきりわかる画像がない…。
時間ばかりが過ぎて仕方がないので、とりあえず現物を見ながら悩むか、と車庫に行き、先人のブログを見ているときに気になった、「クランクシャフトからプライマリギアを抜くとき、クランクシャフトのバリに引っ掛けてしまいブッシュを傷だらけにしてしまった という記事を思い出し、自分のも確認してみると、
やってました…
クランクシャフトを触ってみると、確かにバリというか、かなり引っかかる。
C字型のワッシャがはまるところの両端。左右で計4か所、傷も4か所…
へインズ、書いといてくれよな、プライマリーギアを抜くとき傷に注意って…
そして、ここから、いつもの自分が始まります。どうしようかな、このまま組めるかな、いやオイル漏れるかな、漏れたらまたエンジン降ろしてブッシュ交換して、いや待てよ、このブッシュ結構高かったよな、いやそもそも、またエンジン降ろすんかい、etc.etc・・・
結局、何時間かが過ぎて、せっかくの休日ももう夕方…
スラストワッシャの向きは、北Q州のショップさんに電話して教えていただきました。だいたい、すぐに電話すればよかったのですが、これまた、忙しいだろうなとか、この前も電話で質問して仕事の邪魔をしてばっかりで、何か買うわけでもなし、整備を依頼するわけでもなし…と、いつものが始まって、でも結局電話するんですけどね(汗)
スラストワッシャは解決したのですが、ブッシュの傷はさすがに現物がないので何とも言えないと。そりゃそうですよね。結局、今日の予定は達成できず。
ただ、プライマリーギアの遊びだけは見ておこうと、仮組みして測ってみました。
0.15が入りません。これより薄いのは持っていないので下限値を下回っていないかちょっとだけ心配になりましたが、もっと心配なことのおかげであんまり気になりません。これで良しとします。(←神経質ですけど雑です)
ギアの遊びがなくなったのは、この二つのパーツのおかげですが、C字型ワッシャはかなり大雑把なつくりですね。しかも新品なのにちょっと錆があるし。
右のリングに比べて妙に安いと思ったんですが、これなら納得。
ちなみに、外した古い方ははっきりと段差がありました。
しかし、これでスラストワッシャは新品買わなくて済み、一安心です。スラストワッシャも結構いい値段してましたから。
今日の作業は、予定を全然クリアできませんが、せっかく部品がほぼ揃ったので、クラッチディスクを仮組みしておくことにします。
ディスクは、いろいろ悩んでノーマルタイプにしましたが、BORG&BECKの190㎜を選びました。
このディスク、「現在流通している製品の中では最も品質の安定している BORG&BECK社製」とか、「AP製などは若干厚すぎたため従来のバレオ製との相性がイマイチだったのですが今回は当時の純正品に一番近いもの」とか紹介されていて、AP製を買おうとしていたのを取り止めてこちらにしました。
どんなものかと、ウキウキして箱を開けるとディスクの下にクラッチグリースが。
なんだ、入ってんのかよ。箱を開ける前にモ○タロウでグリス買ったぞ。
ディスクの厚みはどうなんでしょう。
測ってみましたが、今までつけていた方が分厚い。「厚過ぎてバレオとイマイチ」的なことは、私は全く感じませんでしたが…??(因みにカバーはバレオ製です)
まあ、もう買ってしまったのでこれを組みます。
軽く手で締めて仮組み完了。
あとは、ブッシュの傷の悩みが終わるまで待機ですね。